Results
研究成果
お台場海浜公園における糞便汚染予測のための降雨の類型化
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Research member
研究メンバー
- 古米 弘明【中央大学研究開発機構 機構教授/博士(工学)】
Purpose
研究目的
降雨後には合流式下水道雨天時越流水(CSO)の影響を受けるため、糞便汚染指標である大腸菌濃度が上昇する。その濃度変化は、越流水量の時空間分布や潮汐条件に大きく影響を受けることから、衛生面での安全性を確保して海水浴を継続的に実現するためには、水浴の適・不適判断を行うための情報として糞便汚染状況の予測が求められる。
研究グループでは、港区と連携して、越流水発生量や気象・潮汐条件を与えて3次元流動水質モデルで様々な降雨における大腸菌濃度変化を計算して、発生した降雨タイプごとの大腸菌濃度変化を用いた海水浴予報システムを試行中であった。しかし、小潮の少雨時などで大腸菌実測値が予報システム値を下回るケースもあり、精度向上のためのシステムの改良が必要である。そこで、水浴の可否判断や水浴可能となるまでの日数に最も影響する越流水量の空間分布を反映できるように降雨を新たに分類し直しなおすことを目的とする。この新たな降雨分類に対応した、大腸菌濃度変化のモデル計算を行い、海水浴予報に利用するデータベース構築の基礎情報とする。
Results
研究成果
解析対象の1051降雨は、図2のデンドログラムに示されるように6つの降雨グループ(G1~G6)に大きく類型化された。8排水区の平均降雨量が2mm程度のG1(N=749)が71%、10㎜程度から数十mmまでのG2(N=137),G3(N=81),G4(N=64)がそれぞれ13%, 8%, 6%で、100mm以上の相対的に強い降雨グループG5(N=14),G6(N=6)は合計でも2%程度と発生頻度は非常に少ない。さらに降雨は、20のサブグループ(1A-1D, 2A-2D, 3A-3D, 4A-4D, 5A&5B, 6A&6B)に分けることができた。このうち、降雨量の少ないG1のサブグループ1Aは、CSOが発生しないあるいはその影響がお台場に及ばない降雨群であった。
Announcement results
発表業績
- Chomphunut POOPIPATTANA、朴奎炫、古米弘明(2023)お台場海水浴予報のための新たな降雨分類に基づく大腸菌濃度変化データベース、第60回下水道研究発表会講演集、427-429
- Chomphunut POOPIPATTANA、古米弘明(2023) Categorization of Rainfall Events Based on the CSO Occurrences Affecting the Sanitary Safety in Tokyo Coastal Waters、Water and Environment Technology Conference Online 2023, 8th-9th July 2023
- Chomphunut POOPIPATTANA, Manish KUMAR, Hiroaki FURUMAI(2023)Categorizing rainfall events based on the impact of CSO on fecal pollution in the Tokyo Bay coastal area、20th IWA DIPCON 2023@Daegu, Korea(6-8 Dec 2023)
Rreferences
参考文献
- 古米弘明(2020)お台場海浜公園における海水浴予報のための降雨後糞便汚染予測データベースの構築、第57回下水道研究発表会講演集、382-384
- 徳岡ら(2023)水質モニタリングに基づくお台場海水浴予報システムの運用改善策の検討(3-A-14-4)、第57回日本水環境学会年会講演概要集,388
- Shibata, T. et al. (2014) Model evaluation of faecal contamination in coastal areas affected by urban rivers receiving combined sewer overflows. Wat. Sci. Tech. 70(3), 430-436. DOI: 10.2166/wst.2014.225