降雨特性を反映した都市沿岸域の雨天時越流水に伴う糞便汚染の類型化と低減策の評価

Results

研究成果

EcoPARIに基づく沿岸域3次元流動・生態系モデルの再現性向上

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Research member

研究メンバー

Purpose

研究目的

水辺利用者の健康リスクを低減することを念頭に,お台場周辺海域において,河川・ポンプ所・水再生センターから海へ放流されたCSOを考慮した大腸菌濃度の挙動の再現計算がσ座標系に基づく3次元流動水質モデルを用いて行われてきた(小野沢ら,2005; Shibata et al. 2014; Poopipattana et al. (2024))。これらの既往の数値モデルでは,降雨後の大腸菌濃度の増加時の精度は高いものの,大腸菌濃度低下時は観測結果と比べて減少傾向が強く,計算結果が実測値よりも小さくなることが確認されており,流動と水質モデルの改良が求められていた。

そこで,本研究では新たにz座標軸に基づく非静水圧3次元流動生態系モデル(EcoPARI-Simulator(Ecological hydrodynamics simulation system of the Port and Airport Research Institute – Simulator))(田中ら, 2011; Matsuzaki et al., 2024)を改良することで,大腸菌濃度の挙動の再現性の向上を目的とした。

Results

研究成果

EcoPARIの構築では,鉛直乱流及び大腸菌消長モデルの改良,光消散係数の算出に対する浮遊懸濁物質(SS)の考慮を行った.その結果,2019年と2021年対象の再現計算において,図-1に示すように,お台場海浜公園において総降雨量0〜40mm程度の降雨に対して塩分及び大腸菌濃度の精度向上が確認できた.また,図-2図-3に示すように,水平空間的及び横断目図においても出水時の低塩分水塊の流入及び大腸菌濃度の時系列変化を再現できていることが確認でした.

さらに,2021年9月お台場における出水直後の大腸菌濃度の時系列を図-4に示す.青線の実践及び紫の破線は,それぞれSS考慮の有無を表しており,結果に示す通り,SSを考慮したモデルでは,SSに伴う光消散係数の増加により,大腸菌の不活化が抑制され,再現性の向上に繋がったことが確認できた.

Announcement results

発表業績

Rreferences

参考文献

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